QuarterFinals - Patrick Chapin vs. Gabriel Nieves原文↓
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gporl12/welcome#3
ここは青白アグロデッキの海、虫や人間、イリュージョンやスピリットが横行する中、Patrick ChapinとGabriel Nievesはスタンダードを15ラウンドもの間を泳ぎ切りお互いを見つけた結果この環境では珍しいコントロール同士のマッチアップとなった。
Gabriel、Puerto Ricoから来た彼は、自分で信頼できる《太陽拳》のリストを使っていた。この選択は正しく15ラウンドを勝ち抜き、自身初となる、グランプリトップ8に居る。
Patrick、彼は電脳世界からやって来た謎の男とした今はまだ言えない…(嘘多分Milwaukeeから来た)、自身が世界選手権で使って手応えを得たグリクシスデッキを改良した最新版を今回も持ってきた。
まずお互いのデッキリストに目を通す所からスタート、そしてお互いの骨格となるマナベースについて話し合う。
Patrick「君は《太陽拳》使ってるんだ!なら俺はマナベースの構築にかかるラグは気にしなくて済むね!」
大量のタップインランドを要する両者にとって、このマッチは長期戦の様子を呈していた。そして1本目を取った側は逆転される心配が少ない、何故なら(時間的に)2本目を行う可能性が極めて低いからだ。
Game1
Patrickがこのゲームの先行きを占う最初の呪文を唱える、ターン終了時に《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》、そして2枚目の《錬金術》を手札に加える。その返しに即座に、Gabrielの立っているマナを無視して、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》を唱え-コレを通す。
Gabrielは《熟慮/Think Twice(ISD)》を捨てこちらもお返しと言わんばかりの《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》で手札と、墓地とマナベースの補填にかかる。Patrickのやるプランは明確で《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》を唱え来たるべき《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》への対策を取った後に《リリアナ》の最終奥義への針を進めた。
3回目の起動となる《リリアナ》の効果はプレンズウォーカーの忠誠値を6へと持っていった、Patrickがその最終奥義を起動するまでに幾ばくの猶予もない。
この状況がGabrielに動くよう強制する、彼は《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》で《リリアナ》を除外する、最低限《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》と1:1交換になるし忠誠値も3にまで減らす事ができる。
この好機にPatrickは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》経由で《錬金術》をフラッシュバック、そして次のターンから2点クロックを刻んでダメージでの勝利を目指す。
だが今度はGabrielが自身初となるボムを着地させる、《太陽のタイタン/Sun Titan(M12)》を解決し墓地の《島/Island(ISD)》を戦場に戻す、Patrickに対して「《錬金術》は元来こうやってフラッシュバックするもんなんだよ!」と言わんばかりだ。
《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》が《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》を吹き飛ばし、《リリアナ》が再び死の頭を擡げ、Gabrielに《タイタン》を生け贄に捧げるよう強要する。ならば!と返しにGabrielは《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》を唱え戦闘員を補充しようとするが、これは2枚の《マナ漏出/Mana Leak(M11)》によって阻まれてしまう、かくして《瞬唱》がダメージを刻み続ける事となる。
そして《タイタン》を唱えるのは今度はPatrickの番だった、デッキに1枚しか入っていない《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》を解決しGabrielのライフを11まで落とし込む、そして彼に《審判の日/Day of Judgment(M12)》で盤面を綺麗にするよう強要した。
盤面にクリーチャーが存在しなくなったので、Patrickは再び《リリアナ》の忠誠を上げ6を目指す。この過程で《捨て身の狂乱/Desperate Ravings(ISD)》を引いてきたのでガソリンと盤面を守る為の《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》を求めて唱えるも、その代償としてデッキに1枚挿しである《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(M12)》を捨てる破目になる。
《リリアナ》は再び忠誠値6に達する、だがGabrielもここに来て重要なガソリンを《錬金術》によって手に入れていた。《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》で《太陽のタイタン/Sun Titan(M12)》を釣り、《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》で《リリアナ》を再度除外した。
しかしPatrickのボムは尽きたわけではなかった。しかもそれは即座に姿を現した。
出て来た《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》は返しのターンに《タイタン》を吸血鬼化させ同時にコントロールを奪うだけのマナを要していた。
回答を求めて、Gabrielは《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》を自分のメインフェイズにフラッシュバックする。だが何も見つけられない状態では、Patrickが1本目を取った事を認めた。
Patrick Chapin 1-0 Gabriel Nieves
Game2
最初に何か呪文が通るか試したのはGabrielで《清純のタリスマン/Pristine Talisman(NPH)》を唱えたがこれは即座にPatrickが《雲散霧消/Dissipate(ISD)》して答えた。
返しにPatrickは1本目に良い働きをした《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》を通そうと試みるも、今回Gabrielは《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》を持ち合わせていた、そして自身の返しのターンに設置した《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》は《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》が唱えられると対応して即座に砕かれドローに変換された。残念ながら如何なる打ち消し呪文も見つけられなかった為《タイタン》が通ってしまう、そして自身が唱えた《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》では《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》を止めるには悠長すぎた。
以上の理由で生き残ってしまった《タイタン》は一撃でGabrielのライフを5にまで落とし込む。
返しのターンに何も引けない、ただそれだけで、ゲームはあっけなく終わってしまった!
Patrick Chapin 2-0 Gabriel Nieves
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gporl12/welcome#3
ここは青白アグロデッキの海、虫や人間、イリュージョンやスピリットが横行する中、Patrick ChapinとGabriel Nievesはスタンダードを15ラウンドもの間を泳ぎ切りお互いを見つけた結果この環境では珍しいコントロール同士のマッチアップとなった。
Gabriel、Puerto Ricoから来た彼は、自分で信頼できる《太陽拳》のリストを使っていた。この選択は正しく15ラウンドを勝ち抜き、自身初となる、グランプリトップ8に居る。
Patrick、彼は電脳世界からやって来た謎の男とした今はまだ言えない…(嘘多分Milwaukeeから来た)、自身が世界選手権で使って手応えを得たグリクシスデッキを改良した最新版を今回も持ってきた。
まずお互いのデッキリストに目を通す所からスタート、そしてお互いの骨格となるマナベースについて話し合う。
Patrick「君は《太陽拳》使ってるんだ!なら俺はマナベースの構築にかかるラグは気にしなくて済むね!」
大量のタップインランドを要する両者にとって、このマッチは長期戦の様子を呈していた。そして1本目を取った側は逆転される心配が少ない、何故なら(時間的に)2本目を行う可能性が極めて低いからだ。
Game1
Patrickがこのゲームの先行きを占う最初の呪文を唱える、ターン終了時に《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》、そして2枚目の《錬金術》を手札に加える。その返しに即座に、Gabrielの立っているマナを無視して、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》を唱え-コレを通す。
Gabrielは《熟慮/Think Twice(ISD)》を捨てこちらもお返しと言わんばかりの《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》で手札と、墓地とマナベースの補填にかかる。Patrickのやるプランは明確で《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》を唱え来たるべき《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》への対策を取った後に《リリアナ》の最終奥義への針を進めた。
3回目の起動となる《リリアナ》の効果はプレンズウォーカーの忠誠値を6へと持っていった、Patrickがその最終奥義を起動するまでに幾ばくの猶予もない。
この状況がGabrielに動くよう強制する、彼は《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》で《リリアナ》を除外する、最低限《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》と1:1交換になるし忠誠値も3にまで減らす事ができる。
この好機にPatrickは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》経由で《錬金術》をフラッシュバック、そして次のターンから2点クロックを刻んでダメージでの勝利を目指す。
だが今度はGabrielが自身初となるボムを着地させる、《太陽のタイタン/Sun Titan(M12)》を解決し墓地の《島/Island(ISD)》を戦場に戻す、Patrickに対して「《錬金術》は元来こうやってフラッシュバックするもんなんだよ!」と言わんばかりだ。
《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》が《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》を吹き飛ばし、《リリアナ》が再び死の頭を擡げ、Gabrielに《タイタン》を生け贄に捧げるよう強要する。ならば!と返しにGabrielは《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》を唱え戦闘員を補充しようとするが、これは2枚の《マナ漏出/Mana Leak(M11)》によって阻まれてしまう、かくして《瞬唱》がダメージを刻み続ける事となる。
そして《タイタン》を唱えるのは今度はPatrickの番だった、デッキに1枚しか入っていない《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》を解決しGabrielのライフを11まで落とし込む、そして彼に《審判の日/Day of Judgment(M12)》で盤面を綺麗にするよう強要した。
盤面にクリーチャーが存在しなくなったので、Patrickは再び《リリアナ》の忠誠を上げ6を目指す。この過程で《捨て身の狂乱/Desperate Ravings(ISD)》を引いてきたのでガソリンと盤面を守る為の《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》を求めて唱えるも、その代償としてデッキに1枚挿しである《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(M12)》を捨てる破目になる。
《リリアナ》は再び忠誠値6に達する、だがGabrielもここに来て重要なガソリンを《錬金術》によって手に入れていた。《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》で《太陽のタイタン/Sun Titan(M12)》を釣り、《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》で《リリアナ》を再度除外した。
しかしPatrickのボムは尽きたわけではなかった。しかもそれは即座に姿を現した。
出て来た《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》は返しのターンに《タイタン》を吸血鬼化させ同時にコントロールを奪うだけのマナを要していた。
回答を求めて、Gabrielは《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》を自分のメインフェイズにフラッシュバックする。だが何も見つけられない状態では、Patrickが1本目を取った事を認めた。
Patrick Chapin 1-0 Gabriel Nieves
Game2
最初に何か呪文が通るか試したのはGabrielで《清純のタリスマン/Pristine Talisman(NPH)》を唱えたがこれは即座にPatrickが《雲散霧消/Dissipate(ISD)》して答えた。
返しにPatrickは1本目に良い働きをした《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》を通そうと試みるも、今回Gabrielは《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》を持ち合わせていた、そして自身の返しのターンに設置した《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》は《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》が唱えられると対応して即座に砕かれドローに変換された。残念ながら如何なる打ち消し呪文も見つけられなかった為《タイタン》が通ってしまう、そして自身が唱えた《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》では《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》を止めるには悠長すぎた。
以上の理由で生き残ってしまった《タイタン》は一撃でGabrielのライフを5にまで落とし込む。
返しのターンに何も引けない、ただそれだけで、ゲームはあっけなく終わってしまった!
Patrick Chapin 2-0 Gabriel Nieves
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