THEROS:最近のお気に入りメン
2013年11月7日 TCG全般
最近積極的にデッキに入れるようになったクリーチャーが居る、それが《フィーリーズ団のケンタウルス》だ。緑やってる時に取れないと不安になるぐらいにまで評価が引き上げられた。
《フィーリーズ団のケンタウルス》
環境最初期は何故このカードが存在しているのか理解出来なかった。同色同マナ域帯しかも同じレアリティに完全上位互換とも呼べる《ネシアンのアスプ》が鎮座していたからだ。タフネスが7あっても《怪物化》した《アスプ》は止められず、他の色へ対してのブロッカー性能も《到達》を持たない為一番何とかしたい《飛行》がどうにもならなかった。また何でも相討ちできる《菅草の蠍》が居る関係で影が更に薄くなってしまっていた。アタッカーとしての性能もパワーが3と5マナにしては決して高いとは言えない代物でダメージレースで優位に立てる程のものでもなかった。
じゃあ何故評価が上がったのか?
1.環境の理解
そもそも《ネシアンのアスプ》のスペックが別格、パンピーをキチガイと比較する方が可哀想というもの。《ネシアンのアスプ》を集めてるだけで緑の5マナ域が安泰だった時と違い、周囲の《ネシアンのアスプ》の点数が上がるにつれて回収が容易でなくなった。『コモンだから2~3枚は取れるだろう』というのが難しいランクのクリーチャーになってしまった。そこで5マナ域帯の穴埋め的な役割でお株が回ってきた。
2.《アスプ》の欠点
正確には欠点に挙げられるレベルのものでもないのだが…タフネス5が巨大化系スペル1枚で突破可能という点である。《巨大化》系スペルを使われても大体2:1交換なので損はしていないのだが、昨今のアスプ需要過多の関係でこちらとしても攻守共に緑の要のクリーチャーを欠く損失が大きい。即座に第2第3のアスプが控えてるなら兎も角そうでない場合は一気に戦線が崩壊する危険を孕んでいる。
3.タフネス7
アスプより明確に優ってる点は素出しでタフネス7を持っている事である。これは地上を這ってるコモンの5マナ以下のクリーチャーで突破できるスペックではない。環境の《巨大化》呪文が(+2/+X)準拠で作られている事もありパワー4に《タイタンの力》を合わせるか《巨大化》スペルの重ね掛け以外突破する手段が無い。よしんば使われて落ちても、3/7は失っても痛くないクリーチャーなので全く問題ない。それに《巨大化》を持たれていない場合1マナ重い《巨体の狐》すら止める性能を持っているのは大きい。上記の事を理解していれば相手のアタックは透けて見えるし《タイタンの力》のケアはダブルブロックしてあげればシャクられる事が少なくなる。相手にコンバットトリックを使ってもらった後に本命の《ネシアンのアスプ》を出せばよいわけだ。所割避雷針的な役割が強い。
・空白の6ターン目
《槍先のオリアード》の授与、《不機嫌なサイクロプス》、そして《巨体の狐》。《アスプ》の《怪物化》の7マナがネックになり空気になる1ターンをタフネス7が埋めてくれる。6ターン目にフルタップでしかもソーサリータイミングでマナを使ってくれる場合、コンバットトリックはケアしなくても良くブロックはグッと容易になる。そもそも相手もそれは弁えてるわけで、大体殴ってこない。結果《アスプ》が怪物化する為の7マナに繋ぐ貴重な1ターンを稼いでくれる。
4.《菅草の蠍》との役割分担
地上は鉄壁を誇る《蠍》先輩だがマナカーブとターンの進行上序盤で退場してる場合が殆ど。タフネス1である以上相討ちは必至、早いテンポ環境という事もあり相手の低マナ域と相討ちがもっぱらの仕事になるので後半で恒久的なブロッカーが必要になる。また《菅草の蠍》の苦手とする《先制攻撃》を持つ《槍先のオリアード》、《双頭のケルベロス》に対して理不尽なまでに強いという特徴も兼ね添える。
5.《裏切りの先触れ》耐性
なまじパワーが高いと《裏切りの先触れ》を撃たれて逆転されるケースがあった。その点パクられても全く痛くないという素晴らしいメリットを持っている。
6.授与先として優秀
攻めに転じる際にタフネス7が活躍する。授与する場合はタフネスが+2↑修正されるので相手としては非常に殺しにくいクリーチャーになる。また緑以外はタフネス5までがクリーチャーの平均ラインなのでパワーが5になるだけで緑以外に対して十分アタッカーとして活躍できる。一応緑に対しても《巨体の狐》や《怪物化》する前の《アスプ》で止められないスペックになるので強力なアタッカーになる。
7.安い
爆安なのがうれしい。スーパーのもやしレベルの安さ。必ず1週後のパックに居るし、場合によっては残り3枚ぐらいでも取れたりする。
・総括
《フィーリーズ団のケンタウルス》
環境最初期は何故このカードが存在しているのか理解出来なかった。同色同マナ域帯しかも同じレアリティに完全上位互換とも呼べる《ネシアンのアスプ》が鎮座していたからだ。タフネスが7あっても《怪物化》した《アスプ》は止められず、他の色へ対してのブロッカー性能も《到達》を持たない為一番何とかしたい《飛行》がどうにもならなかった。また何でも相討ちできる《菅草の蠍》が居る関係で影が更に薄くなってしまっていた。アタッカーとしての性能もパワーが3と5マナにしては決して高いとは言えない代物でダメージレースで優位に立てる程のものでもなかった。
じゃあ何故評価が上がったのか?
1.環境の理解
そもそも《ネシアンのアスプ》のスペックが別格、パンピーをキチガイと比較する方が可哀想というもの。《ネシアンのアスプ》を集めてるだけで緑の5マナ域が安泰だった時と違い、周囲の《ネシアンのアスプ》の点数が上がるにつれて回収が容易でなくなった。『コモンだから2~3枚は取れるだろう』というのが難しいランクのクリーチャーになってしまった。そこで5マナ域帯の穴埋め的な役割でお株が回ってきた。
2.《アスプ》の欠点
正確には欠点に挙げられるレベルのものでもないのだが…タフネス5が巨大化系スペル1枚で突破可能という点である。《巨大化》系スペルを使われても大体2:1交換なので損はしていないのだが、昨今のアスプ需要過多の関係でこちらとしても攻守共に緑の要のクリーチャーを欠く損失が大きい。即座に第2第3のアスプが控えてるなら兎も角そうでない場合は一気に戦線が崩壊する危険を孕んでいる。
3.タフネス7
アスプより明確に優ってる点は素出しでタフネス7を持っている事である。これは地上を這ってるコモンの5マナ以下のクリーチャーで突破できるスペックではない。環境の《巨大化》呪文が(+2/+X)準拠で作られている事もありパワー4に《タイタンの力》を合わせるか《巨大化》スペルの重ね掛け以外突破する手段が無い。よしんば使われて落ちても、3/7は失っても痛くないクリーチャーなので全く問題ない。それに《巨大化》を持たれていない場合1マナ重い《巨体の狐》すら止める性能を持っているのは大きい。上記の事を理解していれば相手のアタックは透けて見えるし《タイタンの力》のケアはダブルブロックしてあげればシャクられる事が少なくなる。相手にコンバットトリックを使ってもらった後に本命の《ネシアンのアスプ》を出せばよいわけだ。所割避雷針的な役割が強い。
・空白の6ターン目
《槍先のオリアード》の授与、《不機嫌なサイクロプス》、そして《巨体の狐》。《アスプ》の《怪物化》の7マナがネックになり空気になる1ターンをタフネス7が埋めてくれる。6ターン目にフルタップでしかもソーサリータイミングでマナを使ってくれる場合、コンバットトリックはケアしなくても良くブロックはグッと容易になる。そもそも相手もそれは弁えてるわけで、大体殴ってこない。結果《アスプ》が怪物化する為の7マナに繋ぐ貴重な1ターンを稼いでくれる。
4.《菅草の蠍》との役割分担
地上は鉄壁を誇る《蠍》先輩だがマナカーブとターンの進行上序盤で退場してる場合が殆ど。タフネス1である以上相討ちは必至、早いテンポ環境という事もあり相手の低マナ域と相討ちがもっぱらの仕事になるので後半で恒久的なブロッカーが必要になる。また《菅草の蠍》の苦手とする《先制攻撃》を持つ《槍先のオリアード》、《双頭のケルベロス》に対して理不尽なまでに強いという特徴も兼ね添える。
5.《裏切りの先触れ》耐性
なまじパワーが高いと《裏切りの先触れ》を撃たれて逆転されるケースがあった。その点パクられても全く痛くないという素晴らしいメリットを持っている。
6.授与先として優秀
攻めに転じる際にタフネス7が活躍する。授与する場合はタフネスが+2↑修正されるので相手としては非常に殺しにくいクリーチャーになる。また緑以外はタフネス5までがクリーチャーの平均ラインなのでパワーが5になるだけで緑以外に対して十分アタッカーとして活躍できる。一応緑に対しても《巨体の狐》や《怪物化》する前の《アスプ》で止められないスペックになるので強力なアタッカーになる。
7.安い
爆安なのがうれしい。スーパーのもやしレベルの安さ。必ず1週後のパックに居るし、場合によっては残り3枚ぐらいでも取れたりする。
・総括
赤に強い
5マナ域の補填
一定の除去耐性
安い
コメント