Owen’s a Win – Drafting Masters原文↓
http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-drafting-masters/
Posted by Owen Turtenwald
06/06/2013
GPラスベガスはマジでやべーよ!このトーナメントへの興奮が抑えられない!それは俺がグランプリが大好きだってだけの理由じゃないのは確定的明らかだ。
俺はシールドのデッキ構築が大好きだ、しかも開催場所がベガス!当然早めに現地入りするし、GPが終わった後もHueyとEfroと共に観光の為にしばらく滞在するつもりだ。
俺は2週間の間放蕩生活を楽しむ気まんまんだ。酒飲んで二日酔いしたままギャンブルに興じる…ベガスでやらなきゃ損だよな?
今回のトーナメントに向けてモダンマスターズシールドの予習をするってのは本当に難しい事だ。パックは手に入り辛いし、MOで過去の知識が通用するか掘り下げる時間も無さそうだ。
俺はセットを一瞥しただけで気に入ったよ、ただ単に俺が古参プレイヤーってだけでなく、MOで懐古フォーマットが復活する度に好んでプレイしてて良い成績を残せてたからだ。
今回収録されたカードは元々のブロックに存在してた時期に、全て当時のリミテッドフォーマットで見て使用した経験があるんだ。勿論カードパワーの強弱も正確に把握している、それにフォーマットがキューブのように壊れておらず健全であるならばコンボデッキもおとなしいと思う。その前提なら俺は良い位置につけるはずだ。
って事で、モダマスの剥いたパックから『何取る』をお披露目する。これを見れば単なる妄想だけでなく堅実なドラフトテクニックをフライングゲットだぜ!
サンプルパック1
このピックは《サルカン》以外ありえない。だってプレーンズウォーカーだ、単純明快だね。確かにマルチカラーのカードからスタートするのは嫌いだ、特にモダマスのようなフォーマットだとね。しかも赤緑アグロってデッキ自体が強力なレアが跋扈する環境でどれだけ通用するのかも分からない。だけど赤緑アグロでも強力なレアを内包できるのであれば強くなる事は間違いない、それだったら取るのに躊躇う必要は無いはずだ。
このカードのパワーは他のカードに大きく依存する為専用デッキを作る必要がある。軽量クリーチャーでアグロに攻めるデッキでこそ小プラス能力の恩恵を受けられ、その果てに最終奥義のドラゴンを生み出す事に繋がるんだ。
もし《サルカン》がパックに存在していなかった場合、《泳ぐもの》を取っていただろうね。俺はこの小粒のクリーチャーが大のお気に入りだ。キューブドラフトでも早めに取る常連でもある。こいつは見た目以上に強力だ--- 一見すると5マナ2/2飛行なんだが、2ターン目のクリーチャーアクションとして動けると話しは違う。アグロデッキに対して十分間に合う、それに自分はフルタップで動いて相手の出て来る如何なる脅威も許容できる。何故ならひとたび待機から明けたら自分の盤面を構築しながら相手のパーマネントを排除する事が可能だからだ---それは青いデッキにとって理想とも言えるカードなんだ。次点で《光線》、《岩石流》、《ショック》、《変わり身》って順番で間違いないだろう。
サンプルパック2
このパックの初手は《版図》になるだろう。古き良き《踏み荒らし/Overrun(PC2)》戦略は依然として強力だ、名だたる強豪が収録されてるパックであってもね。勿論このカードが《バーラン》(もしくはそれ以上)たりえる為に色を足しまくる事を強要するだろう、だけど緑で色を足す事は何の問題も無い行為だ。《手の内》、《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》、《森の報奨/Sylvan Bounty(CON)》がコモンにあるのだからね。
もう一つ覚えておきたいのは複数の優秀な《サリッド》達が居る事だ、彼らは単体で小粒なクリーチャーを増やす事が可能で《版図》の威力を高めてくれるんだ。2パック通して見て分かったけど1パックには最低1枚は必ず『超』が付くヤバイボムが入ってる、そして12枚はデッキに喜んで入れるカード達で溢れている。
《飛び回り》と《ドラゴン》は次点で強く単体で見ても優秀なカード達だ、今回は《ドラゴン》の方が若干優秀だと思う。《飛び回り》は弱いタイミングが存在するしターンが経過する程それは顕著になっていく、こいつが強い理由は4マナ3/3であると同時に単体除去に対して若干耐性があるって事だ。一方《ドラゴン》は出てきたら《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon(9ED)》さながらの活躍をしてくれるよ。
サンプルパック3
ここに来てようやく弱いパックを引いた。なかなか楽しくなってきたね。ただ依然として《飛び回り》がパックの中で一番強いと思う、だけど対抗馬になりうるカードは存在するね、そんなに差が無い理由も付け加えて説明するよ。
《まばゆい光線/Blinding Beam(MRD)》はビビるぐらい強い---旧ミラディン環境では流すのはありえなかった、しかもどんなタイミングでもだ、そしてうっかり複数枚取れて白いアグロデッキを組んでいたら負ける方が難しいぐらいだった。相手のクリーチャーが起きる前に勝っていて(実際このカードを唱えたらそうなる事が一番多かった。)ほぼ《無謀な悪意》と同義だった。勿論そんなに毎回上手く機能するわけじゃないし、手札に握ったまま負ける事もあるだろう、だけどこのカードは2ターンの猶予を与えてくれるんだ。《ビーム》で2体寝かせて既に1体寝てるクリーチャーが居れば、合計3体のクリーチャーがアンタップステップに起きなくなる。
パックの中で順位を付けていくならば、《飛び回り》、《ビーム》、《スポロロス》、そして《魔女》と続く。《裂け目掃き》さんには敬意を払う必要がある、対戦相手が待機カード満載で、その待機してるカードが強ければ強い程相対的に価値が上がっていく。単なる《灰色熊/Grizzly Bears(9ED)》が《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron(TSP)》に対してだけ《ネクラタル/Nekrataal(9ED)》に変貌するんだからね、そうなったら相手は弾け飛ぶだろうよ。《裂け目掃き》はドラフト中に見た待機カードの強さに大きく依存する、勿論一番は対戦相手が繰り出してきた待機カードの種類によってだね。
サンプルパック4
このパックで一番良いのは《囁き》だ。これは《闇への追放/Dark Banishing(9ED)》の正統な後継でありながら秘儀に連繋できる上位種でもある。勿論たやすく連繋はできないが、出来た時がウンコ漏れるぐらいやばい。《霧中》や《光線》そして《溶岩》がある環境では、可能性は十分ある、ただちょっと煩わしいのは墓地に4枚カードが溜まらないと連繋できない事だな。もし《囁き》が手札にあって使わざるおえない状況でなければ、秘儀を引いてくるのを待つべきだ。
《パーディック山のドラゴン/Pardic Dragon(TSP)》のようなカードがアンコモンに居て、レアにも《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror(CHK)》から《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》まで即殺しなきゃいけないやばい連中が居る中では、このカードは適任だと思う。《囁き》を越えるコモンは存在しない、そしてボムを排除する能力に長けている以上嬉しいスタートだと思うよ。
《一族の奮起/Stir the Pride(DST)》は白をやっているか大量のクリーチャーが横に並ぶタイプのデッキであればいつでも良いカードだよ。まあでもこの手の全軍強化はいつでも狙った効果を発揮するわけじゃないから君達が思ってるほど強いわけじゃない。《版図》のように相手を殺すか相手のクリーチャーを全滅させるほどの力を毎回もってるわけじゃないし、なにより《版図》より重い。ただ、こいつはインスタントであり、面白い効果が付いてる、だから白と相対した時は常に頭の片隅に置きながら戦わなくちゃいけないんだ。
一応更に点数を付けていくと、《ハチ》、《手の内》、《シャーマン》となるね。
サンプルパック5
うひーっ!やばいアンコモンがお目見えしてる。一番良いカードは《電解》、《レッドキャップ》、《蜘蛛》、そして《世捨て》だね。まあその中でも《電解》と《レッドキャップ》の2択までは簡単に絞り込めるだろうね。
4択の内残り2種は相手クリーチャーをぶっ殺せない保守的なカードだから、それゆえ若干点数を下げている。勿論毎回除去じゃないカードを初手に取らないって言ってるわけじゃない、ただ同じレベルで強いカードの選択肢があるのなら相手のクリーチャーを除去するカードに食指を伸ばした方が定石として良いに決まってる。
ぶっちゃけ4択には上げたけど、実際にはカードパワーは似通っていない---アンコモンはコモンと一線を画す。2種類のアンコモンでは、《レッドキャップ》の方が好みだ。仮に両方のカードが無色だった場合《電解》の方を取っていただろうね。1マナ軽いし、即座にアドバンテージをもたらしてくれる、なんたって2体のクリーチャーを除去する可能性を秘めてるんだからね。このフォーマットがイゼット一強のように歪んでいるんであればイゼットをやる理由になる強いカードだから喜んで取る、まあただ今の所そういうわけじゃないし《電解》は2色を必要とするカードで《レッドキャップ》はほぼ単色に近い形で運用できる、それに《レッドキャップ》を取って最終的にデッキに入らない事情があるなんて考えられないからだ。
《青ボム》は固定ファンが居るかもしれない。多分何個かの《呪文爆弾》は点数をかなり高く見積もって取るだろう。何故なら軽くて、どんな状況であっても柔軟に使えるからだ。1ターン目でも20ターン目であっても、いつ引いて喜ばしいカードだね。そして相棒の《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers(5DN)》が揃えばゲームが終了した事を意味する。《フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist(CON)》や《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》ともシナジーを形成して相性が良い。
サンプルパック6
このパックを見た時2枚だけ飛び抜けて強いカードがあった---《証人》と《黒パクト》だ。《証人》は緑をやっていれば必ず取りたいカードの一つだ。ほぼ《喚起/Recollect(RAV)》として運用できるし、最低限《グレイブディガー/Gravedigger(9ED)》として機能してくれる。ただ例に挙げたカード2種より軽いという点に気づけば遥かに強い事は想像に難しくなく、であればドラフトで優先度の高いのは当たり前になる。緑のダブルシンボルってのは少しばかり頭を悩ませるかもしれないが、除去を回収しながら出て来る3マナで2/1のボディは気が狂っとるとしか言いようが無く、自分のデッキ内の強力なカードを水増しできるのはやばい事だ。こんだけ揃って堅実で、気に入らない理由なんか他にあるのかい?
ただ、1-1においては《証人》を抑えて単なる《ダバニ》を優先して取るかもしれない。そしてその理由はかなり肉薄してると思う。ただ一方が0マナで唱えられるのはブッチギリで大きな利点だ。認識しておかなければいけないのは撃った時0マナで次のターンに3マナ払うのは単なる3マナのスペルとは大きく違う。コンバット中には0マナの方が遥かにシャクりやすい。対戦相手は安全に《巨大化/Giant Growth(M10)》系が通ると思い込むかもしれない、他にもこちらがアグロ戦略をとりやすくなる。クリーチャーをたたきつけながら相手のデカブツを排除できるのだから、除去か盤面の展開かマナの使い方に悩む必要が無い。誰も《パクト》のケアなんて出来やしない。だからこそ《黒パクト》は強いカード足りえるんだ。
《タール投げ/Tar Pitcher(LRW)》と《岩石流/Torrent of Stone(BOK)》は共に強いカードなんだけど、上記の2種に比べれば3位と4位は揺るがないね。
今回の記事を楽しんでもらえて且つ役に立ったならば嬉しい。俺自身もモダンマスターズドラフトを見るのが楽しくてしょうがないからだ。願わくばグランプリで2日目に進み俺の超絶技巧(笑)ドラフトテクニックを披露できればいいなとおもってる。仮に負けてしまってもいじけてる時間は少ないと思うよ---ラスベガスは夢の国なんだから…
http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-drafting-masters/
Posted by Owen Turtenwald
06/06/2013
GPラスベガスはマジでやべーよ!このトーナメントへの興奮が抑えられない!それは俺がグランプリが大好きだってだけの理由じゃないのは確定的明らかだ。
俺はシールドのデッキ構築が大好きだ、しかも開催場所がベガス!当然早めに現地入りするし、GPが終わった後もHueyとEfroと共に観光の為にしばらく滞在するつもりだ。
俺は2週間の間放蕩生活を楽しむ気まんまんだ。酒飲んで二日酔いしたままギャンブルに興じる…ベガスでやらなきゃ損だよな?
今回のトーナメントに向けてモダンマスターズシールドの予習をするってのは本当に難しい事だ。パックは手に入り辛いし、MOで過去の知識が通用するか掘り下げる時間も無さそうだ。
俺はセットを一瞥しただけで気に入ったよ、ただ単に俺が古参プレイヤーってだけでなく、MOで懐古フォーマットが復活する度に好んでプレイしてて良い成績を残せてたからだ。
今回収録されたカードは元々のブロックに存在してた時期に、全て当時のリミテッドフォーマットで見て使用した経験があるんだ。勿論カードパワーの強弱も正確に把握している、それにフォーマットがキューブのように壊れておらず健全であるならばコンボデッキもおとなしいと思う。その前提なら俺は良い位置につけるはずだ。
って事で、モダマスの剥いたパックから『何取る』をお披露目する。これを見れば単なる妄想だけでなく堅実なドラフトテクニックをフライングゲットだぜ!
サンプルパック1
コモン
《ルーン刻みの鍾乳石/Runed Stalactite(LRW)》
《電結のとげ刺し/Arcbound Stinger(DST)》
《掛け鍵のフェアリー/Latchkey Faerie(MOR)》
《金属ガエル/Frogmite(MRD)》
《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》
《岩石流/Torrent of Stone(BOK)》
《死の否定/Death Denied(SOK)》
《鳥の変わり身/Avian Changeling(LRW)》
《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》
《氷河の光線/Glacial Ray(CHK)》
アンコモン
《枝の手の内/Reach of Branches(MOR)》
《突然のショック/Sudden Shock(TSP)》
《天羅至の掌握/Terashi’s Grasp(BOK)》
レア
《サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol(ALA)》
フォイル(アンコモン)
《裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate(TSP)》
このピックは《サルカン》以外ありえない。だってプレーンズウォーカーだ、単純明快だね。確かにマルチカラーのカードからスタートするのは嫌いだ、特にモダマスのようなフォーマットだとね。しかも赤緑アグロってデッキ自体が強力なレアが跋扈する環境でどれだけ通用するのかも分からない。だけど赤緑アグロでも強力なレアを内包できるのであれば強くなる事は間違いない、それだったら取るのに躊躇う必要は無いはずだ。
このカードのパワーは他のカードに大きく依存する為専用デッキを作る必要がある。軽量クリーチャーでアグロに攻めるデッキでこそ小プラス能力の恩恵を受けられ、その果てに最終奥義のドラゴンを生み出す事に繋がるんだ。
もし《サルカン》がパックに存在していなかった場合、《泳ぐもの》を取っていただろうね。俺はこの小粒のクリーチャーが大のお気に入りだ。キューブドラフトでも早めに取る常連でもある。こいつは見た目以上に強力だ--- 一見すると5マナ2/2飛行なんだが、2ターン目のクリーチャーアクションとして動けると話しは違う。アグロデッキに対して十分間に合う、それに自分はフルタップで動いて相手の出て来る如何なる脅威も許容できる。何故ならひとたび待機から明けたら自分の盤面を構築しながら相手のパーマネントを排除する事が可能だからだ---それは青いデッキにとって理想とも言えるカードなんだ。次点で《光線》、《岩石流》、《ショック》、《変わり身》って順番で間違いないだろう。
サンプルパック2
コモン
《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》
《やっかい児/Pestermite(LRW)》
《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus(CON)》
《思考の鈍化/Dampen Thought(CHK)》
《来世への旅/Otherworldly Journey(CHK)》
《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》
《丘漁りの巨人/Hillcomber Giant(LRW)》
《泥棒スプライト/Thieving Sprite(LRW)》
《木霊の手の内/Kodama’s Reach(CHK)》
《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》
アンコモン
《パーディック山のドラゴン/Pardic Dragon(TSP)》
《版図の踏みつけ/Tromp the Domains(TSP)》
《湿地の飛び回り/Marsh Flitter(LRW)》
レア
《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob(10E)》
フォイル(コモン)
《轟きの巨人/Thundering Giant(10E)》
このパックの初手は《版図》になるだろう。古き良き《踏み荒らし/Overrun(PC2)》戦略は依然として強力だ、名だたる強豪が収録されてるパックであってもね。勿論このカードが《バーラン》(もしくはそれ以上)たりえる為に色を足しまくる事を強要するだろう、だけど緑で色を足す事は何の問題も無い行為だ。《手の内》、《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》、《森の報奨/Sylvan Bounty(CON)》がコモンにあるのだからね。
もう一つ覚えておきたいのは複数の優秀な《サリッド》達が居る事だ、彼らは単体で小粒なクリーチャーを増やす事が可能で《版図》の威力を高めてくれるんだ。2パック通して見て分かったけど1パックには最低1枚は必ず『超』が付くヤバイボムが入ってる、そして12枚はデッキに喜んで入れるカード達で溢れている。
《飛び回り》と《ドラゴン》は次点で強く単体で見ても優秀なカード達だ、今回は《ドラゴン》の方が若干優秀だと思う。《飛び回り》は弱いタイミングが存在するしターンが経過する程それは顕著になっていく、こいつが強い理由は4マナ3/3であると同時に単体除去に対して若干耐性があるって事だ。一方《ドラゴン》は出てきたら《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon(9ED)》さながらの活躍をしてくれるよ。
サンプルパック3
コモン
《鱗粉の変わり身/Mothdust Changeling(MOR)》
《深遠の覗き見/Peer Through Depths(CHK)》
《残響する勇気/Echoing Courage(DST)》
《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》
《轟きの巨人/Thundering Giant(10E)》
《スポロロスの古茸/Sporoloth Ancient(FUT)》
《ルーン刻みの鍾乳石/Runed Stalactite(LRW)》
《夢棄ての魔女/Dreamspoiler Witches(LRW)》
《まばゆい光線/Blinding Beam(MRD)》
《森の報奨/Sylvan Bounty(CON)》
アンコモン
《狂い婆/Mad Auntie(LRW)》
《湿地の飛び回り/Marsh Flitter(LRW)》
《裂け目掃き/Riftsweeper(FUT)》
レア
《召喚士の契約/Summoner’s Pact(FUT)》
フォイル(コモン)
《霧中の到達/Reach Through Mists(CHK)》
ここに来てようやく弱いパックを引いた。なかなか楽しくなってきたね。ただ依然として《飛び回り》がパックの中で一番強いと思う、だけど対抗馬になりうるカードは存在するね、そんなに差が無い理由も付け加えて説明するよ。
《まばゆい光線/Blinding Beam(MRD)》はビビるぐらい強い---旧ミラディン環境では流すのはありえなかった、しかもどんなタイミングでもだ、そしてうっかり複数枚取れて白いアグロデッキを組んでいたら負ける方が難しいぐらいだった。相手のクリーチャーが起きる前に勝っていて(実際このカードを唱えたらそうなる事が一番多かった。)ほぼ《無謀な悪意》と同義だった。勿論そんなに毎回上手く機能するわけじゃないし、手札に握ったまま負ける事もあるだろう、だけどこのカードは2ターンの猶予を与えてくれるんだ。《ビーム》で2体寝かせて既に1体寝てるクリーチャーが居れば、合計3体のクリーチャーがアンタップステップに起きなくなる。
パックの中で順位を付けていくならば、《飛び回り》、《ビーム》、《スポロロス》、そして《魔女》と続く。《裂け目掃き》さんには敬意を払う必要がある、対戦相手が待機カード満載で、その待機してるカードが強ければ強い程相対的に価値が上がっていく。単なる《灰色熊/Grizzly Bears(9ED)》が《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron(TSP)》に対してだけ《ネクラタル/Nekrataal(9ED)》に変貌するんだからね、そうなったら相手は弾け飛ぶだろうよ。《裂け目掃き》はドラフト中に見た待機カードの強さに大きく依存する、勿論一番は対戦相手が繰り出してきた待機カードの種類によってだね。
サンプルパック4
コモン
《臭汁飲みの向こう見ず/Stinkdrinker Daredevil(LRW)》
《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》
《吸命/Syphon Life(EVE)》
《巨大埃バチ/Giant Dustwasp(PLC)》
《衝撃的な幻視/Traumatic Visions(CON)》
《抵抗の微光/Gleam of Resistance(CON)》
《ナントゥーコのシャーマン/Nantuko Shaman(TSP)》
《掛け鍵のフェアリー/Latchkey Faerie(MOR)》
《深洞のインプ/Deepcavern Imp(FUT)》
《木霊の手の内/Kodama’s Reach(CHK)》
アンコモン
《狂い婆/Mad Auntie(LRW)》
《崩老卑の囁き/Horobi’s Whisper(BOK)》
《一族の奮起/Stir the Pride(DST)》
レア
《黄泉からの橋/Bridge from Below(FUT)》
フォイル(コモン)
《来世への旅/Otherworldly Journey(CHK)》
このパックで一番良いのは《囁き》だ。これは《闇への追放/Dark Banishing(9ED)》の正統な後継でありながら秘儀に連繋できる上位種でもある。勿論たやすく連繋はできないが、出来た時がウンコ漏れるぐらいやばい。《霧中》や《光線》そして《溶岩》がある環境では、可能性は十分ある、ただちょっと煩わしいのは墓地に4枚カードが溜まらないと連繋できない事だな。もし《囁き》が手札にあって使わざるおえない状況でなければ、秘儀を引いてくるのを待つべきだ。
《パーディック山のドラゴン/Pardic Dragon(TSP)》のようなカードがアンコモンに居て、レアにも《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror(CHK)》から《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》まで即殺しなきゃいけないやばい連中が居る中では、このカードは適任だと思う。《囁き》を越えるコモンは存在しない、そしてボムを排除する能力に長けている以上嬉しいスタートだと思うよ。
《一族の奮起/Stir the Pride(DST)》は白をやっているか大量のクリーチャーが横に並ぶタイプのデッキであればいつでも良いカードだよ。まあでもこの手の全軍強化はいつでも狙った効果を発揮するわけじゃないから君達が思ってるほど強いわけじゃない。《版図》のように相手を殺すか相手のクリーチャーを全滅させるほどの力を毎回もってるわけじゃないし、なにより《版図》より重い。ただ、こいつはインスタントであり、面白い効果が付いてる、だから白と相対した時は常に頭の片隅に置きながら戦わなくちゃいけないんだ。
一応更に点数を付けていくと、《ハチ》、《手の内》、《シャーマン》となるね。
サンプルパック5
コモン
《ただれたゴブリン/Festering Goblin(9ED)》
《祓い士の薬包/Dispeller’s Capsule(ALA)》
《巨大埃バチ/Giant Dustwasp(PLC)》
《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb(MRD)》
《ルーン刻みの鍾乳石/Runed Stalactite(LRW)》
《塩平原の世捨て/Saltfield Recluse(PLC)》
《電結の放浪者/Arcbound Wanderer(5DN)》
《暗影の蜘蛛/Penumbra Spider(TSP)》
《泥棒スプライト/Thieving Sprite(LRW)》
《アムローの偵察兵/Amrou Scout(TSP)》
アンコモン
《電解/Electrolyze(GPT)》
《狂い婆/Mad Auntie(LRW)》
《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap(SHM)》
レア
《睡蓮の花/Lotus Bloom(TSP)》
フォイル(コモン)
《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》
うひーっ!やばいアンコモンがお目見えしてる。一番良いカードは《電解》、《レッドキャップ》、《蜘蛛》、そして《世捨て》だね。まあその中でも《電解》と《レッドキャップ》の2択までは簡単に絞り込めるだろうね。
4択の内残り2種は相手クリーチャーをぶっ殺せない保守的なカードだから、それゆえ若干点数を下げている。勿論毎回除去じゃないカードを初手に取らないって言ってるわけじゃない、ただ同じレベルで強いカードの選択肢があるのなら相手のクリーチャーを除去するカードに食指を伸ばした方が定石として良いに決まってる。
ぶっちゃけ4択には上げたけど、実際にはカードパワーは似通っていない---アンコモンはコモンと一線を画す。2種類のアンコモンでは、《レッドキャップ》の方が好みだ。仮に両方のカードが無色だった場合《電解》の方を取っていただろうね。1マナ軽いし、即座にアドバンテージをもたらしてくれる、なんたって2体のクリーチャーを除去する可能性を秘めてるんだからね。このフォーマットがイゼット一強のように歪んでいるんであればイゼットをやる理由になる強いカードだから喜んで取る、まあただ今の所そういうわけじゃないし《電解》は2色を必要とするカードで《レッドキャップ》はほぼ単色に近い形で運用できる、それに《レッドキャップ》を取って最終的にデッキに入らない事情があるなんて考えられないからだ。
《青ボム》は固定ファンが居るかもしれない。多分何個かの《呪文爆弾》は点数をかなり高く見積もって取るだろう。何故なら軽くて、どんな状況であっても柔軟に使えるからだ。1ターン目でも20ターン目であっても、いつ引いて喜ばしいカードだね。そして相棒の《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers(5DN)》が揃えばゲームが終了した事を意味する。《フェアリーの機械論者/Faerie Mechanist(CON)》や《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》ともシナジーを形成して相性が良い。
サンプルパック6
コモン
《ナントゥーコのシャーマン/Nantuko Shaman(TSP)》
《泥棒スプライト/Thieving Sprite(LRW)》
《ルーン刻みの鍾乳石/Runed Stalactite(LRW)》
《スポロロスの古茸/Sporoloth Ancient(FUT)》
《岩石流/Torrent of Stone(BOK)》
《不安定性突然変異/Unstable Mutation(TSB)》
《死の否定/Death Denied(SOK)》
《衝撃的な幻視/Traumatic Visions(CON)》
《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》
《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》
アンコモン
《刻まれた巫女/Etched Oracle(5DN)》
《タール投げ/Tar Pitcher(LRW)》
《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》
レア
《殺戮の契約/Slaughter Pact(FUT)》
フォイル(コモン)
《残響する真実/Echoing Truth(DST)》
このパックを見た時2枚だけ飛び抜けて強いカードがあった---《証人》と《黒パクト》だ。《証人》は緑をやっていれば必ず取りたいカードの一つだ。ほぼ《喚起/Recollect(RAV)》として運用できるし、最低限《グレイブディガー/Gravedigger(9ED)》として機能してくれる。ただ例に挙げたカード2種より軽いという点に気づけば遥かに強い事は想像に難しくなく、であればドラフトで優先度の高いのは当たり前になる。緑のダブルシンボルってのは少しばかり頭を悩ませるかもしれないが、除去を回収しながら出て来る3マナで2/1のボディは気が狂っとるとしか言いようが無く、自分のデッキ内の強力なカードを水増しできるのはやばい事だ。こんだけ揃って堅実で、気に入らない理由なんか他にあるのかい?
ただ、1-1においては《証人》を抑えて単なる《ダバニ》を優先して取るかもしれない。そしてその理由はかなり肉薄してると思う。ただ一方が0マナで唱えられるのはブッチギリで大きな利点だ。認識しておかなければいけないのは撃った時0マナで次のターンに3マナ払うのは単なる3マナのスペルとは大きく違う。コンバット中には0マナの方が遥かにシャクりやすい。対戦相手は安全に《巨大化/Giant Growth(M10)》系が通ると思い込むかもしれない、他にもこちらがアグロ戦略をとりやすくなる。クリーチャーをたたきつけながら相手のデカブツを排除できるのだから、除去か盤面の展開かマナの使い方に悩む必要が無い。誰も《パクト》のケアなんて出来やしない。だからこそ《黒パクト》は強いカード足りえるんだ。
《タール投げ/Tar Pitcher(LRW)》と《岩石流/Torrent of Stone(BOK)》は共に強いカードなんだけど、上記の2種に比べれば3位と4位は揺るがないね。
今回の記事を楽しんでもらえて且つ役に立ったならば嬉しい。俺自身もモダンマスターズドラフトを見るのが楽しくてしょうがないからだ。願わくばグランプリで2日目に進み俺の超絶技巧(笑)ドラフトテクニックを披露できればいいなとおもってる。仮に負けてしまってもいじけてる時間は少ないと思うよ---ラスベガスは夢の国なんだから…
コメント
モダマスドラフトは強いデッキはかなり速くて2ターン目に待機したカゲロウ獣ですら待機明けが遠くてイライラするイメージ。漫然とKP高いカードピックするより完成形イメージしてアーキタイプ寄せピックしたい。個人的には白単tX決め打ち最強。
すまんのぅ、わしの糞な英語力ではここらへんが限界なのじゃ。一応原文↓
Horobi’s Whisper is probably better than every common, and about as good as it gets without being an outright bomb.
俺は青単tXが最強だと思う。つっても青白が最強だと思ってたから相違ないわ。完成形イメージしないとレアだけに圧殺されるよね。