Owen’s a Win - Invitational Legacy Recap原文↓
http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-invitational-legacy-rundown/
Posted by Owen Turtenwald
12/31/2012
先週、俺はインビテーショナルで行われたスタンダード部門トップ8のデッキリストを取り上げた(http://revisedepic.diarynote.jp/201212262303163667/)、んで今週は同時に行われたもう一つのフォーマットを取り上げる事にしたよ、これは来たるGPデンバーを予想する上で試金石となりうるものだ。俺は使うデッキをまだ決めていない、だけど今回リストを見返し考察する事でこのフォーマットの現状が見えてくると思ったんだ。
Reid Duke-黒緑青ジャンク/BUG
《Force of Will》
最初に目に付いたのはメインデッキを《Will》0枚で運用している事だった、しかもサイドボードにすら3枚しか取られていない?対コンボの常套手段である事は疑いようが無いのに。俺が考えるにこの判断は《Will》が効果的でない状況が存在する所にあると思う。例えば《BUG》のミラーマッチ等では、原則長期戦になりがちだから《タルモ》のようなカードを弾くような使い方は弱すぎるんだ。
俺は《Will》抜きの構築デッキをプレイしたいプレイヤーの考えも良く分かる。例えば打ち消す対象がこちらを破滅させる予期せぬ何かじゃなかったりもしくは不条理なものを止める為に使わないのであれば、結構糞カードだよな?単純にカードのディスアドバンテージだけじゃなく、序盤では強力なアドバンテージを稼ぐお膳立てになるわけでもないし、後半でトップデッキした時でも最悪なカードだ。
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
俺は《死儀礼》を、《神ジェイス》、《ヴェリアナ》とセットで使ってるデッキが大好きだ。こいつら3種類を一緒に使う事で特定のデッキは開幕から対処できなくなる。だけど、俺は《ヴェリアナ》、《ヒム》、そして《目くらまし》を使ってるデッキに《森》を1枚入れて廻すのは大っ嫌いだ。
Ben Wienburg-カナディアンスレッショルド/RUG
《もみ消し/Stifle》
これはかなり昔の古臭いバージョンのRUGデルバーに良く似ている、だが依然として上位に入賞できるだけの底力は持ち合わせている、《死儀礼》環境に直面していてもだ。このデッキの通常のバージョンは普通《もみ消し》を4枚も積まない、そして俺は残念ながらこう言わざるおえない、最後にこのカードをプレイした時は台パンして切れそうなぐらい糞だった。このカードはこう書いてある、『なにか相手を驚かせたい場合に高いポテンシャルを発揮する』とね。
このカードが使われる理由は《死儀礼》の隆盛と共にセットで使われる大量の《フェッチランド》関連であり、それでなくても《ゴブリン》に対して《もみ消し》たい対象が沢山あるからだ。
《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》《目くらまし/Daze》
俺はこのようなデッキで《スネア》と《デイズ》が両方採用されているのは好ましいと思っている。このデッキは大量のキャントリップと4枚の《不毛》を積んでいるお陰で、対戦相手は大体の場合において重い呪文を唱えられない、そして《スネア》と《デイズ》が手札にあれば、相手は呪文をロクに解決できなくなるんだよ。これは同時に相手が2つ以上の呪文が唱えられない場合、見えてる罠に突っ込んでくるよう仕向ける事ができる、このシチュエーションは打ち消しデッキが願ってもいない状況だ。《硫黄の精霊》がサイドボードに居るけどこれは単体で《ルーンの母/Mother of Runes》や《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(AVR)》を葬り去れるからだ---このデッキにとって癌となる存在だからね。
Matt Nass-黒緑青ジャンク/BUG
《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Matt Nassが基本地形の《森》をプレイしなかった事にいたく感動している、まあでもそうする理由はちょっと弱いかな、何故なら彼は《ヒム》の代わりに《審問》を運用してるわけだからね。俺が阿呆なのか、それともサイドボードに《Will》を取るっていうのがこのトーナメントでは熱いテクニックだったのかどちらかだったのは確定的明らかだね。
でもこの手法をとった《BUG》使い達には上手く働いたようだ、だってミラーマッチでは真っ先に抜くカード筆頭だったからね。まあ俺には納得できないがミラーマッチ過多を想定した上でたどり着いた構築だと理解したよ、だからこそ今《ストーム》は良い感じの選択肢になってきたと思う---そして俺の考えが正しいと証明するかのようにAdam Prosakはインビテーショナルで7-1という成績を収めている。この手のリストは《Will》抜きでは特に《神ジェイス》に対して弱いように見える、何故なら《審問》と《衰微》が唯一のトラブルとなるパーマネントに触れられる手段だからだ。
《暗黒破/Darkblast(RAV)》
俺はMattのサイドボードに複数枚入ってる《ダーブラ》が好きだ、こんだけ積めば《ルーンババア》と《サリア》のようなクリーチャーを確実に殺せるからね。ついでにトップ8に残った《エルフ》のようなデッキ相手にも強烈な回答をボーナスとして得られる。
Leon Kornacki-メガエルフ/Elves
《エルフ》はイカしたデッキだ---俺は過去にプレイした事があるが、その動きはとても好みだった。俺はこれほど一貫性を持たせた《生きる願い》を内包したバージョンのデッキを見るのは初めてだ。初見では遅すぎると思ったんだ、けどその考えは間違ってたかもしれない。《クウィリーオン・レインジャー》と《ティタニアの僧侶》を使えば馬鹿みたいな量のマナを簡単に生み出せるからね、そのお陰でこの劣化《Demonic Tutor》である重い2マナのカードが額面上より遥かに強さを発揮するのかもしれない。
トップデッキとしても嬉しいカードだ、大体の場合足りないコンボパーツか《ビヒモス》や《魔力》のようなゲームに勝つカードをを持ってこれるからね。場合によっては狭い範囲に有効なカードを持ってこれるようになっている、《リアニ》デッキ相手に《忌み者》をサーチしてくるとかね。もしかしたら気付いていないかもしれないけど、《死儀礼》はエルフだ、序盤で出てくる強力な1マナ圏であり《共生虫》、《遺産のドルイド》、そして《樺の知識のレインジャー》と相互作用するカードだ。
Jonathan Job-青白ヘルムピース/UW RiPHelm
俺はこのデッキの有様が本当に好きだ。さまざまなデッキで《衰微》が4積みされるのが常識となっているメタゲームで《相殺》を使用するのを許容できない、だけどもしかしたらフィールドに存在する環境最高峰のデッキより少し劣る《衰微》を使わない他のデッキに対して効果的であれば十分なのかもしれない。
《エネルギー・フィールド/Energy Field》《安らかなる眠り/Rest in Peace(RTR)》
《エネルギー・フィールド》を《安らかなる眠り》と一緒に使うのは素敵だ、《ズー》や《ゴブリン》のようなビートデッキに対して揃えるだけで勝ててしまうとても賢い選択だ。俺はいつも《エネルギー・フィールド》のように巧妙なカードを使うのを敬遠してきた、だってこの手の他に依存するカードを使うっていう発想が好きになれない、ただ何度か《濃霧》するだけなのに相手が《群れ魔道士》を引いた瞬間に負けてしまうってのがなんともいただけない。
それに歴史的に見ても、この手のプランは上手くいった試しがない。
《Helm of Obedience》
その一方で、このリストの《Helm of Obedience》は最高だと思うよ、ただ単に早い順目で簡単に勝てる手段だからというわけではない、勿論レガシーの青白コントロールが頭を悩ませる部分でもあるけど、非常に効果的だからだ。レガシーのようなフォーマットで、壊れた性能のカードにアクセスする手段が存在するというのは大きな利点なんだ。
Nick Spagnolo-バント(っぽいなにか)/Bant(?)
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
このデッキはやる事が沢山ある、だから軽く動けるように構成されているんだ。1ターン目に唱えられるマナ加速が10枚入っている、内訳は《死儀礼》、《教主》、そして《東屋》を持ってこれる《緑頂点》のお陰で2ターン目に《聖遺》を唱える事を可能にしている。《聖遺》は《死儀礼》がどのプレイヤーの墓地からも土地を取り除くせいでその強さが落ちてきている、だから土地を3つタップして15/15の《聖遺》が出て来るなんて光景は見られなくなるだろう。
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
俺は《聖遺》のマナ加速手段としての活用は依然として気に入っている、終わらない《不毛》ハメも供給し続けられるしね、それに相手が《死儀礼》を引かないゲームでは、従来どおりその機能を十分に発揮することが出来る。ついに4枚の《神ジェイス》を積むデッキが現れた!大量のマナ加速を積む事で、ジェイスは4ターン目より前にしばしば降臨する事になるだろう、これは勝利への方程式だ。Nickはさらに1枚の《エルズペス》を運用している、《遍歴》は5枚目の《神ジェイス》として用いているのかもしれない---単純に《衰微》の対象外でありゲームを速やかに終わらせる力を持っている強力な4マナのプレンズウォーカーだからだ。
Todd Anderson-続唱ジャンク/Shardless BUG
これは今までとは別のタイプの《BUG》のリストだ、今回は《工作員》と《幻視》が入ってるね。デッキに入ってるカードがどれもコンボに対して上手く働くとは思えない、だがこの2枚はミラーマッチで妨害され辛くしかも大量のカードアドバンテージを稼いでくれる、フィールドに存在するその他のデッキには弱くなるけど《BUG》のミラーマッチを想定するんだったすばらしい選択肢だと思うよ。
《断片無き工作員/Shardless Agent(PC2)》《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
俺はレガシーの《幻視》はそんなに好きじゃない、何度も試してみたけど、待機があける前にゲームが終わってるかそれまで待てるか悩む試合が多すぎた、それに長期戦ですら最悪のトップデッキになってしまう。ただ《工作員》と上手く働くのは非常に気に入っている---このパッケージによって遅い手順で《Will》と《ブレスト》を使う価値が出て来る、でも俺のアドバイスは依然として『触らぬべき』というものだ。はたして《工作員》は《幻視》と組み合わせてデッキに入れる事で《ボブ》の上位互換となりえるのだろうか?(いや、そうは思わない。)
Adam Prosak-ANT/Storm
Adamはこのイベントのレガシーで強力なフィニッシュを決めた、俺はそれがごく自然な事だと思う。色んなカードの組み合わせで1ターンキルが可能なデッキである以上、パワーレベルが一貫して非常に高い事は既に周知の事実だと思う。《ANT》をプレイしない実際の理由はその操作がかなり難しい点にある。その実情のせいで妨害に対して非常に弱い印象を持っているかもしれない。Adamのサイドボードに4枚の《衰微》が積まれているのを見て分かる通り彼は《相殺》に負けるのをかなり危惧していたようだ---じゃないと《ANT》はこの手のタイプのカードで《タルモ》や《ボブ》に対処しようとして色を足さないはずだ。俺はイベント後に彼から『《花の絨毯》はほとんどプレイに値しないカードであり、もし誰かがこのリストを使ってみたいと思っているんであれば抜くべきだ』と聞いた。このデッキで他にも気に入ってる点は彼が《セラピー》を《ギタ調》と合わせて使っていた事だね。
以上で終了だ、そして願わくばお前らのGPに向けての方向性がきまる手助けができたと思いたい!
Owen Turtenwald
http://www.channelfireball.com/articles/owens-a-win-invitational-legacy-rundown/
Posted by Owen Turtenwald
12/31/2012
先週、俺はインビテーショナルで行われたスタンダード部門トップ8のデッキリストを取り上げた(http://revisedepic.diarynote.jp/201212262303163667/)、んで今週は同時に行われたもう一つのフォーマットを取り上げる事にしたよ、これは来たるGPデンバーを予想する上で試金石となりうるものだ。俺は使うデッキをまだ決めていない、だけど今回リストを見返し考察する事でこのフォーマットの現状が見えてくると思ったんだ。
Reid Duke-黒緑青ジャンク/BUG
60 メインデッキ/Main Deck
1×《森/Forest(RTR)》
1×《島/Island(RTR)》
1×《沼/Swamp(RTR)》
2×《Bayou》
2×《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
4×《汚染された三角州/Polluted Delta》
1×《Tropical Island》
3×《Underground Sea》
4×《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
4×《不毛の大地/Wasteland》
--------------------------------------------------------------------------------
23 土地/Lands
4×《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
4×《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
4×《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
1×《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
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13 クリーチャー/Creatures
4×《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》
4×《渦まく知識/Brainstorm(CMD)》
1×《目くらまし/Daze》
3×《Hymn to Tourach》
2×《思案/Ponder(M12)》
4×《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
--------------------------------------------------------------------------------
18 その他の呪文/Other spells
3×《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
3×《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
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6 プレンズウォーカー/Planeswalker
15 サイドボード/Sideboard
1×《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
3×《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
1×《暗黒破/Darkblast(RAV)》
3×《Force of Will》
2×《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
1×《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
1×《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1×《強迫/Duress(M13)》
1×《壌土からの生命/Life from the Loam(RAV)》
1×《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
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15 サイドボード/Sideboard
《Force of Will》
最初に目に付いたのはメインデッキを《Will》0枚で運用している事だった、しかもサイドボードにすら3枚しか取られていない?対コンボの常套手段である事は疑いようが無いのに。俺が考えるにこの判断は《Will》が効果的でない状況が存在する所にあると思う。例えば《BUG》のミラーマッチ等では、原則長期戦になりがちだから《タルモ》のようなカードを弾くような使い方は弱すぎるんだ。
俺は《Will》抜きの構築デッキをプレイしたいプレイヤーの考えも良く分かる。例えば打ち消す対象がこちらを破滅させる予期せぬ何かじゃなかったりもしくは不条理なものを止める為に使わないのであれば、結構糞カードだよな?単純にカードのディスアドバンテージだけじゃなく、序盤では強力なアドバンテージを稼ぐお膳立てになるわけでもないし、後半でトップデッキした時でも最悪なカードだ。
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
俺は《死儀礼》を、《神ジェイス》、《ヴェリアナ》とセットで使ってるデッキが大好きだ。こいつら3種類を一緒に使う事で特定のデッキは開幕から対処できなくなる。だけど、俺は《ヴェリアナ》、《ヒム》、そして《目くらまし》を使ってるデッキに《森》を1枚入れて廻すのは大っ嫌いだ。
Ben Wienburg-カナディアンスレッショルド/RUG
60 メインデッキ/Main Deck
2×《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2×《汚染された三角州/Polluted Delta》
3×《Tropical Island》
3×《Volcanic Island》
4×《不毛の大地/Wasteland》
4×《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
--------------------------------------------------------------------------------
18 土地/Lands
4×《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》
4×《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4×《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
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12 クリーチャー/Creatures
4×《渦まく知識/Brainstorm(CMD)》
4×《目くらまし/Daze》
1×《四肢切断/Dismember(NPH)》
4×《Force of Will》
4×《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4×《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
4×《もみ消し/Stifle》
1×《思考掃き/Thought Scour(DKA)》
4×《思案/Ponder(M12)》
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30 その他の呪文/Other spells
15 サイドボード/Sideboard
2×《硫黄の精霊/Sulfur Elemental(PLC)》
2×《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
1×《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
1×《クローサの掌握/Krosan Grip(TSP)》
1×《紅蓮破/Pyroblast》
3×《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
3×《水没/Submerge》
2×《乱暴+転落/Rough+Tumble》
--------------------------------------------------------------------------------
15 サイドボード/Sideboard
《もみ消し/Stifle》
これはかなり昔の古臭いバージョンのRUGデルバーに良く似ている、だが依然として上位に入賞できるだけの底力は持ち合わせている、《死儀礼》環境に直面していてもだ。このデッキの通常のバージョンは普通《もみ消し》を4枚も積まない、そして俺は残念ながらこう言わざるおえない、最後にこのカードをプレイした時は台パンして切れそうなぐらい糞だった。このカードはこう書いてある、『なにか相手を驚かせたい場合に高いポテンシャルを発揮する』とね。
このカードが使われる理由は《死儀礼》の隆盛と共にセットで使われる大量の《フェッチランド》関連であり、それでなくても《ゴブリン》に対して《もみ消し》たい対象が沢山あるからだ。
《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》《目くらまし/Daze》
俺はこのようなデッキで《スネア》と《デイズ》が両方採用されているのは好ましいと思っている。このデッキは大量のキャントリップと4枚の《不毛》を積んでいるお陰で、対戦相手は大体の場合において重い呪文を唱えられない、そして《スネア》と《デイズ》が手札にあれば、相手は呪文をロクに解決できなくなるんだよ。これは同時に相手が2つ以上の呪文が唱えられない場合、見えてる罠に突っ込んでくるよう仕向ける事ができる、このシチュエーションは打ち消しデッキが願ってもいない状況だ。《硫黄の精霊》がサイドボードに居るけどこれは単体で《ルーンの母/Mother of Runes》や《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(AVR)》を葬り去れるからだ---このデッキにとって癌となる存在だからね。
Matt Nass-黒緑青ジャンク/BUG
60 メインデッキ/Main Deck
1×《島/Island(RTR)》
1×《沼/Swamp(RTR)》
2×《Bayou》
4×《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
4×《汚染された三角州/Polluted Delta》
1×《Tropical Island》
2×《Underground Sea》
4×《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
4×《不毛の大地/Wasteland》
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23 土地/Lands
4×《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
4×《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
4×《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
2×《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
--------------------------------------------------------------------------------
14 クリーチャー/Creatures
4×《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》
4×《渦まく知識/Brainstorm(CMD)》
3×《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
2×《思案/Ponder(M12)》
4×《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
--------------------------------------------------------------------------------
17 その他の呪文/Other spells
3×《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
3×《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
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6 プレンズウォーカー/Planeswalker
15 サイドボード/Sideboard
1×《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
1×《漁る軟泥/Scavenging Ooze(CMD)》
1×《破滅的な行為/Pernicious Deed》
3×《暗黒破/Darkblast(RAV)》
4×《Force of Will》
2×《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
1×《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
1×《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
1×《壌土からの生命/Life from the Loam(RAV)》
--------------------------------------------------------------------------------
15 サイドボード/Sideboard
《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Matt Nassが基本地形の《森》をプレイしなかった事にいたく感動している、まあでもそうする理由はちょっと弱いかな、何故なら彼は《ヒム》の代わりに《審問》を運用してるわけだからね。俺が阿呆なのか、それともサイドボードに《Will》を取るっていうのがこのトーナメントでは熱いテクニックだったのかどちらかだったのは確定的明らかだね。
でもこの手法をとった《BUG》使い達には上手く働いたようだ、だってミラーマッチでは真っ先に抜くカード筆頭だったからね。まあ俺には納得できないがミラーマッチ過多を想定した上でたどり着いた構築だと理解したよ、だからこそ今《ストーム》は良い感じの選択肢になってきたと思う---そして俺の考えが正しいと証明するかのようにAdam Prosakはインビテーショナルで7-1という成績を収めている。この手のリストは《Will》抜きでは特に《神ジェイス》に対して弱いように見える、何故なら《審問》と《衰微》が唯一のトラブルとなるパーマネントに触れられる手段だからだ。
《暗黒破/Darkblast(RAV)》
俺はMattのサイドボードに複数枚入ってる《ダーブラ》が好きだ、こんだけ積めば《ルーンババア》と《サリア》のようなクリーチャーを確実に殺せるからね。ついでにトップ8に残った《エルフ》のようなデッキ相手にも強烈な回答をボーナスとして得られる。
Leon Kornacki-メガエルフ/Elves
60 メインデッキ/Main Deck
1×《ドライアドの東屋/Dryad Arbor(FUT)》
3×《森/Forest(RTR)》
1×《Bayou》
1×《地平線の梢/Horizon Canopy(FUT)》
2×《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2×《Savannah》
2×《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2×《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
2×《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
1×《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
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17 土地/Lands
2×《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》
3×《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
3×《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》
2×《Fyndhorn Elves》
3×《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》
3×《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M12)》
1×《鏡の精体/Mirror Entity(LRW)》
3×《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》
2×《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
3×《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
1×《威厳の魔力/Regal Force(EVE)》
1×《漁る軟泥/Scavenging Ooze(CMD)》
3×《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
1×《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader(SOM)》
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31 クリーチャー/Creatures
1×《輪作/Crop Rotation》
4×《垣間見る自然/Glimpse of Nature(CHK)》
4×《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
3×《生ける願い/Living Wish》
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12 その他の呪文/Other spells
15 サイドボード/Sideboard
1×《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth(AVR)》
1×《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
1×《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》
1×《鏡の精体/Mirror Entity(LRW)》
1×《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》
1×《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》
1×《威厳の魔力/Regal Force(EVE)》
1×《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
3×《窒息/Choke》
1×《謙虚/Humility》
1×《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
1×《Maze of Ith》
1×《Karakas》
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15 サイドボード/Sideboard
《エルフ》はイカしたデッキだ---俺は過去にプレイした事があるが、その動きはとても好みだった。俺はこれほど一貫性を持たせた《生きる願い》を内包したバージョンのデッキを見るのは初めてだ。初見では遅すぎると思ったんだ、けどその考えは間違ってたかもしれない。《クウィリーオン・レインジャー》と《ティタニアの僧侶》を使えば馬鹿みたいな量のマナを簡単に生み出せるからね、そのお陰でこの劣化《Demonic Tutor》である重い2マナのカードが額面上より遥かに強さを発揮するのかもしれない。
トップデッキとしても嬉しいカードだ、大体の場合足りないコンボパーツか《ビヒモス》や《魔力》のようなゲームに勝つカードをを持ってこれるからね。場合によっては狭い範囲に有効なカードを持ってこれるようになっている、《リアニ》デッキ相手に《忌み者》をサーチしてくるとかね。もしかしたら気付いていないかもしれないけど、《死儀礼》はエルフだ、序盤で出てくる強力な1マナ圏であり《共生虫》、《遺産のドルイド》、そして《樺の知識のレインジャー》と相互作用するカードだ。
Jonathan Job-青白ヘルムピース/UW RiPHelm
60 メインデッキ/Main Deck
5×《島/Island(RTR)》
3×《平地/Plains(RTR)》
2×《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
1×《後塵地帯/Dust Bowl》
4×《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1×《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1×《秘教の門/Mystic Gate(SHM)》
1×《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
3×《Tundra》
1×《Karakas》
--------------------------------------------------------------------------------
22 土地/Lands
1×《Helm of Obedience》
4×《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》
3×《相殺/Counterbalance》
2×《拘留の宝球/Detention Sphere(RTR)》
2×《エネルギー・フィールド/Energy Field》
3×《安らかなる眠り/Rest in Peace(RTR)》
4×《渦まく知識/Brainstorm(CMD)》
2×《対抗呪文/Counterspell》
1×《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
4×《Force of Will》
4×《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1×《天使への願い/Entreat the Angels(AVR)》
1×《至高の評決/Supreme Verdict(RTR)》
3×《終末/Terminus(AVR)》
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35 その他の呪文/Other spells
3×《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
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3 プレンズウォーカー/Planeswalker
15 サイドボード/Sideboard
1×《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage(DKA)》
1×《Helm of Obedience》
1×《真髄の針/Pithing Needle(RTR)》
1×《沈黙のオーラ/Aura of Silence(10E)》
1×《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》
1×《対抗呪文/Counterspell》
1×《流刑への道/Path to Exile(CON)》
2×《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
3×《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
2×《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》
1×《至高の評決/Supreme Verdict(RTR)》
--------------------------------------------------------------------------------
15 サイドボード/Sideboard
俺はこのデッキの有様が本当に好きだ。さまざまなデッキで《衰微》が4積みされるのが常識となっているメタゲームで《相殺》を使用するのを許容できない、だけどもしかしたらフィールドに存在する環境最高峰のデッキより少し劣る《衰微》を使わない他のデッキに対して効果的であれば十分なのかもしれない。
《エネルギー・フィールド/Energy Field》《安らかなる眠り/Rest in Peace(RTR)》
《エネルギー・フィールド》を《安らかなる眠り》と一緒に使うのは素敵だ、《ズー》や《ゴブリン》のようなビートデッキに対して揃えるだけで勝ててしまうとても賢い選択だ。俺はいつも《エネルギー・フィールド》のように巧妙なカードを使うのを敬遠してきた、だってこの手の他に依存するカードを使うっていう発想が好きになれない、ただ何度か《濃霧》するだけなのに相手が《群れ魔道士》を引いた瞬間に負けてしまうってのがなんともいただけない。
それに歴史的に見ても、この手のプランは上手くいった試しがない。
《Helm of Obedience》
その一方で、このリストの《Helm of Obedience》は最高だと思うよ、ただ単に早い順目で簡単に勝てる手段だからというわけではない、勿論レガシーの青白コントロールが頭を悩ませる部分でもあるけど、非常に効果的だからだ。レガシーのようなフォーマットで、壊れた性能のカードにアクセスする手段が存在するというのは大きな利点なんだ。
Nick Spagnolo-バント(っぽいなにか)/Bant(?)
60 メインデッキ/Main Deck
1×《ドライアドの東屋/Dryad Arbor(FUT)》
2×《Bayou》
3×《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2×《Savannah》
1×《Scrubland》
1×《Tropical Island》
1×《Tundra》
1×《Underground Sea》
4×《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
3×《不毛の大地/Wasteland》
3×《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1×《Karakas》
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23 土地/Lands
4×《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
4×《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
4×《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》
1×《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
1×《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
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15 クリーチャー/Creatures
4×《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》
4×《渦まく知識/Brainstorm(CMD)》
2×《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3×《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
2×《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
1×《壌土からの生命/Life from the Loam(RAV)》
2×《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
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18 その他の呪文/Other spells
1×《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》
4×《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
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5 プレンズウォーカー/Planeswalker
15 サイドボード/Sideboard
1×《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M11)》
1×《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
1×《森の知恵/Library》
1×《対抗呪文/Counterspell》
1×《留意/Envelop》
3×《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
2×《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2×《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
1×《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter(M13)》
1×《ハルマゲドン/Armageddon》
1×《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
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15 サイドボード/Sideboard
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
このデッキはやる事が沢山ある、だから軽く動けるように構成されているんだ。1ターン目に唱えられるマナ加速が10枚入っている、内訳は《死儀礼》、《教主》、そして《東屋》を持ってこれる《緑頂点》のお陰で2ターン目に《聖遺》を唱える事を可能にしている。《聖遺》は《死儀礼》がどのプレイヤーの墓地からも土地を取り除くせいでその強さが落ちてきている、だから土地を3つタップして15/15の《聖遺》が出て来るなんて光景は見られなくなるだろう。
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
俺は《聖遺》のマナ加速手段としての活用は依然として気に入っている、終わらない《不毛》ハメも供給し続けられるしね、それに相手が《死儀礼》を引かないゲームでは、従来どおりその機能を十分に発揮することが出来る。ついに4枚の《神ジェイス》を積むデッキが現れた!大量のマナ加速を積む事で、ジェイスは4ターン目より前にしばしば降臨する事になるだろう、これは勝利への方程式だ。Nickはさらに1枚の《エルズペス》を運用している、《遍歴》は5枚目の《神ジェイス》として用いているのかもしれない---単純に《衰微》の対象外でありゲームを速やかに終わらせる力を持っている強力な4マナのプレンズウォーカーだからだ。
Todd Anderson-続唱ジャンク/Shardless BUG
60 メインデッキ/Main Deck
1×《Bayou》
2×《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
4×《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
4×《汚染された三角州/Polluted Delta》
2×《Tropical Island》
4×《Underground Sea》
3×《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
2×《不毛の大地/Wasteland》
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22 土地/Lands
4×《断片無き工作員/Shardless Agent(PC2)》
4×《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
4×《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
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12 クリーチャー/Creatures
4×《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》
4×《渦まく知識/Brainstorm(CMD)》
1×《四肢切断/Dismember(NPH)》
3×《Force of Will》
1×《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
4×《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
2×《Hymn to Tourach》
1×《思案/Ponder(M12)》
3×《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
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23 その他の呪文/Other spells
3×《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
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3 プレンズウォーカー/Planeswalker
15 サイドボード/Sideboard
3×《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
3×《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2×《青霊破/Blue Elemental Blast》
1×《四肢切断/Dismember(NPH)》
1×《Force of Will》
1×《恐ろしい死/Ghastly Demise》
1×《クローサの掌握/Krosan Grip(TSP)》
1×《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
1×《Hymn to Tourach》
1×《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
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15 サイドボード/Sideboard
これは今までとは別のタイプの《BUG》のリストだ、今回は《工作員》と《幻視》が入ってるね。デッキに入ってるカードがどれもコンボに対して上手く働くとは思えない、だがこの2枚はミラーマッチで妨害され辛くしかも大量のカードアドバンテージを稼いでくれる、フィールドに存在するその他のデッキには弱くなるけど《BUG》のミラーマッチを想定するんだったすばらしい選択肢だと思うよ。
《断片無き工作員/Shardless Agent(PC2)》《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
俺はレガシーの《幻視》はそんなに好きじゃない、何度も試してみたけど、待機があける前にゲームが終わってるかそれまで待てるか悩む試合が多すぎた、それに長期戦ですら最悪のトップデッキになってしまう。ただ《工作員》と上手く働くのは非常に気に入っている---このパッケージによって遅い手順で《Will》と《ブレスト》を使う価値が出て来る、でも俺のアドバイスは依然として『触らぬべき』というものだ。はたして《工作員》は《幻視》と組み合わせてデッキに入れる事で《ボブ》の上位互換となりえるのだろうか?(いや、そうは思わない。)
Adam Prosak-ANT/Storm
60 メインデッキ/Main Deck
2×《島/Island(RTR)》
1×《沼/Swamp(RTR)》
2×《宝石鉱山/Gemstone Mine(TSB)》
4×《汚染された三角州/Polluted Delta》
3×《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
2×《Underground Sea》
1×《Volcanic Island》
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15 土地/Lands
4×《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
4×《睡蓮のはなびら/Lotus Petal》
1×《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》
4×《渦まく知識/Brainstorm(CMD)》
4×《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4×《暗黒の儀式/Dark Ritual》
2×《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4×《強迫/Duress(M13)》
4×《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
4×《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》
1×《炎の中の過去/Past in Flames(ISD)》
4×《思案/Ponder(M12)》
4×《定業/Preordain(M11)》
1×《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
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45 その他の呪文/Other spells
15 サイドボード/Sideboard
3×《花の絨毯/Carpet of Flowers》
4×《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》
2×《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
2×《殺戮の契約/Slaughter Pact(FUT)》
1×《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1×《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
1×《Tropical Island》
1×《Karakas》
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15 サイドボード/Sideboard
Adamはこのイベントのレガシーで強力なフィニッシュを決めた、俺はそれがごく自然な事だと思う。色んなカードの組み合わせで1ターンキルが可能なデッキである以上、パワーレベルが一貫して非常に高い事は既に周知の事実だと思う。《ANT》をプレイしない実際の理由はその操作がかなり難しい点にある。その実情のせいで妨害に対して非常に弱い印象を持っているかもしれない。Adamのサイドボードに4枚の《衰微》が積まれているのを見て分かる通り彼は《相殺》に負けるのをかなり危惧していたようだ---じゃないと《ANT》はこの手のタイプのカードで《タルモ》や《ボブ》に対処しようとして色を足さないはずだ。俺はイベント後に彼から『《花の絨毯》はほとんどプレイに値しないカードであり、もし誰かがこのリストを使ってみたいと思っているんであれば抜くべきだ』と聞いた。このデッキで他にも気に入ってる点は彼が《セラピー》を《ギタ調》と合わせて使っていた事だね。
以上で終了だ、そして願わくばお前らのGPに向けての方向性がきまる手助けができたと思いたい!
Owen Turtenwald
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